日本歯科医師連盟(高橋英登会長)は11月27日、第127回臨時評議員会を開き、既に機関決定している砂川稔氏を擁立し次期参院比例代表選に臨むことを白紙撤回する「第1号議案:次期参議院比例代表選挙に係わる件」、及び「第2号議案:現執行部の信任を求める件」の2議案を上程した。結果、次期参院選については賛成64票・反対11票となり、組織代表を擁立する選挙は行わないことが決まった。また、強制捜査以降の7月1日より発足した新執行部は嫌疑の検証と再発防止のための改革に努めてきたが、逮捕者が起訴され連盟自体が起訴されたことを重く受け止め、引き続き執行権を行使することの委任を得るか否かについて信任を求めた第2号議案は、信任45票・不信任28票(無効2票)の結果となり、高橋執行部の信任が決定した。

 第1号議案に係る質疑では「選挙を見送れば向こう3年間は職域代表が1人になってしまうし、機を逃せば更に士気が下がるという懸念もある」とする意見や、砂川氏自身の意向を確認する意見等があった。高橋会長は「選挙を行う以上、勝たなければ意味がないが、十分戦える環境にない。その分、各地で歯科に理解のある議員の支援に努めて欲しい」「砂川氏に辞退を求めたものの、連盟として結論を出して欲しいとのことであった。組織が起訴されている厳しい状況の中で過日開催した会長会議でも次期参院選への意見もなかったし、全国を回った感触からも実施は困難と判断した」と答えた。

 第2号議案では「一致団結して潔白を証明することが唯一の方法であり、現執行部が会務を継続して欲しい」「結果が出るまで現会長が責任の下に出廷するべきであり、力強い組織の姿を見せることが重要」等々、現執行部を支持する意見が挙る一方で、「動議が出されたわけではないのに信任を諮るのはおかしい」「日歯と連盟が峻別されて以降、日歯連盟会長は日歯会長の意向を受けた者を評議員会が一致して承認してきた。両団体は車の両輪に例えられるものであり、投票によって賛否の数字が明らかになることが日歯会長の意向に則したものと言えるだろうか。このまま会務にあたり、来年3月に日歯の新会長が決まった後に今後について相談すれば良いのではないか」などの意見もあった。高橋会長は「日歯と日歯連盟はあくまで別団体と考えており、現在日歯会長予備選挙が進められているが、どなたが日歯の会長になったとしても日歯連盟の役割は日歯を支えることに変わりはない。信任を諮るのは執行部役員ではなく、7月以降の執行方針に対して可否を問うものとご理解いただきたい」と述べた。