Exif_JPEG_PICTURE 日本歯科医師連盟の高橋英登会長は8月28日の定例会見で、東京地検による政治資金規正法違反の捜査を受けた所信を明らかにするとともに、現在、自粛になっている来夏参院選(砂川選挙)に関する現状における考え方を述べた。高橋会長は「10年前の不祥事から反省と努力を重ね、ようやく改善に兆しが見え始めた矢先の出来事に忸怩たる思いである。今回の事件と10年前の事件は全く異質のものだが、結果的に司直の手が各方面に伸びてきているのが現状である。4月30日の強制捜査以来、4ヶ月が経ち収束するかと思われたが、全国4ヶ所、さらに同窓会にも捜査が及び全く収束の気配すら見えない」「しかし、良質な医療を行うには、正しいロビー活動のもとに国に理解を求めなければならず、日歯連盟による政治活動は欠かせない。再度、組織を立て直し、国民と会員から信頼を得られるよう執行部一丸となって努めていく。そのために、役員が会計業務・関連法等に対し知識不足だった反省も含め、全員が共通認識のもとに執行できるようシステムの改革を進めているところである。大切なことは個々の問題に対し、どのように改善するかを会員に示すことと考え、『日歯連盟再生の12の提言〜会員の信頼を取り戻すために〜』をまとめた。2年任期の中で何としてでも組織改革を実現したい」とした。

質疑では、砂川選挙の活動方針について見解が求められ、高橋会長は「組織代表を決定し、組織選挙を行うというコンセンサスは既に得られている。結果を出すことは組織が評価されるためにも重要なことである。一般国民の票を期待することは難しいが、ターゲットは会員であり、組織がしっかりして会員のマインドが落ちなければ票を出すことは可能であろう。ただし、会員のマインドが落ちていれば選挙にはならない。立件されず起訴もされない、無罪放免という結論が導き出せれば、来年スタートしても遅くはないし、会員の理解も得られるものと思う。ただ、その検察の判断がいつ出るのか、さらに公認の問題もある。捜査が終わる気配すら見えない状況の中で、選挙などとは口にも出せないのが現状である。従って、常に準備を怠らないことを周知しながらも判断待ちという立場である」と複雑な心情を吐露した。

※参考 12の提言 ①今回の捜査の徹底的な原因究明と検証及びコンプライアンスの再構築 ②「連盟」の存在意義の再検証と会員への連盟活動の必要性の周知 ③「連盟」は会員のための組織であることの周知徹底と、入会促進、組織増強推進 ④透明で分かりやすい会計システムの構築 ⑤活動費交付増額による各都道府県歯科医師連盟活動への支援強化 ⑥参議院組織代表議員との徹底した連携強化 ⑦次代を担う人材育成システムの構築 ⑧国民歯科医療に理解ある議員の拡充及び連携強化 ⑨唯一会員との接点である日歯連盟広報の紙面刷新 ⑩事務職員の帰属意識向上及びスキルアップ研修の実施 ⑪中長期的な歯科のあり方と連盟としての立場の研究 ⑫参議院組織代表選挙等を行っている他組織の研究