Exif_JPEG_PICTURE関東ブロック歯科医師会は1月29日、日本歯科医師会会長予備選挙立候補者の所信演説会を歯科医師会館で開催、関東地区の選挙人や役員等の関係者が多数参加した。討論会では、太田謙司・髙木幹正両候補の所信表明が行われたほか、両候補は<▽TPP(特に混合診療)、▽医療介護総合確保促進法と新たな基金制度、▽指導監査、▽組織改革・社団と連盟の横のあり方>などの質問に答えた。

質問の中の基金への対応について、太田候補は在宅歯科診療に絞って発言し「在宅歯科診療は重要だが、全会員に押し付けることは難しい。まず、地区歯科医師会が窓口となって担当医を調整し、訪問診療の要請に応じる体制を作ることが必要。基金を現場で使えるように、そして、その成果を国民に反映できるようにしていきたい」とし、髙木候補は「基金は医療提供体制の整備のためのものだが、地域によって温度差がある。歯科医師会の三層構造と行政の縦の関係に横軸の連携がとれるよう、日歯が統一したテーマを掲げることが必要」との考えを述べた。指導監査への対応については、髙木候補は「臨床現場に精通した技官の養成を求める必要がある。高点個別指導に関する基準については、保険者を含む検討会を立ち上げたい」、太田候補は「平成18年度改正における理不尽な紙出しを早急に是正し正常な姿に戻したい」とした。

また、当日の所信表明で「日歯連盟会長との兼任はしない」と明言した髙木候補は、政権与党との立ち位置に関わる質問に「学術団体としての日歯と医政中心の日歯連盟の棲み分けは必要だが、公益社団の会務においても政治を念頭に入れて進める必要がある。政権与党とのパイプは業界団体にとって宿命であり、連盟で培った人脈を活用し組織のために貢献したい」旨を述べた。一方、太田氏には「大阪府歯会長との兼任問題」について質問があり、太田候補は「多くの方から時間的な問題を心配され質問をいただくが、会長就任の際は、大阪府歯等にはそれぞれ代行を置き、月曜日の午前中だけ大阪府歯の決済に時間を充てて、それ以降は東京で会務に当たる。会員の現場の声をいち早く吸い上げるためにも、日歯会長就任後も大阪府歯会長職を兼務したい」との考えを述べた。