日本歯科医師会会長予備選挙が昨年12月18日に公示され、立候補届出が1月6日から始まるが、立候補者は大阪府歯科医師会の太田謙司会長と日本歯科医師連盟の髙木幹正会長(前岐阜県歯科医師会会長)の両氏に絞られた模様だ。山梨県歯科医師会理事会から出馬要請を受けていた日本歯科医師会の三塚憲二副会長は12月22日、同県歯に出馬しない意思を回答している。同窓会・校友会の動きをみると、太田・髙木両氏の出身校である大阪歯科大学同窓会が太田氏推薦を機関決定(11月16日)したのをはじめ、日本歯科大学校友会(12月18日)も太田氏の推薦を機関決定、髙木氏については日本大学歯学部同窓会(12月4日)、東京医科歯科大学歯科同窓会(12月20日)が推薦を機関決定している。さらに、新設12校の対応も二分されるなど、両候補の戦いは熾烈を極めていると伝えられている。

1月6日の公示日に太田候補が午前10時から、髙木候補が午後5時から、それぞれ立候補の記者会見を開く。太田氏は▽歯科医療提供体制改革(地域医療構想、地域包括ケアへの参画)、▽新しい歯科病名、新しい検査導入による診療報酬改革、▽選択と集中による日歯組織機構改革の3つの改革と5つの実行を選挙公約に掲げている。髙木候補も挨拶文の中で「我が国が大きく変わろうとしている中で、歯科医療界も今こそ転換期と捉え、乗り遅れないよう世論をバックにブレの無い軸足と新しい発想をもって、歯科医療界の環境改善に積極的に取り組み、夢のある将来に向け、発展飛躍をせねばならない」との基本姿勢を示し、政策については年内にも選挙人に送付する予定だ。さらに、1月11日には岐阜県後援会の主催で「髙木幹正氏を励ます会」を都内ホテルで開き、東海信越地区・関東地区歯科医師会の支援者が参加するとされている。

1月16日には、北海道歯科医師会による両候補の討論会も開かれる。国による医療改革の真っただ中での歯科界のリーダーを選ぶ選挙であり、139名の日歯代議員と501名の選挙人の責任は重い。候補者の人となりや政策を知る努力をし、どのような執行部が誕生し、どのような歯科界が築き上げられるのか等々まで視野に入れて投票行為に臨んでほしい。